2009年3月16日月曜日

日本の野球は強いか

WBC第2ラウンドに進出した日本は、強豪キューバを6-0と圧倒した。結果からすると、相当強い感じがする。試合を見ていないが、キューバの体格のいい打者は、松坂の投ずる変化球に大振りするばかりで、バットにボールが当たらなければ、ヒットにもホームランにもならない。ニュース映像から受けた感じとしては、日本の投手の技術とキューバの打者の技術の差は相当大きいと。さらに、負けたキューバの監督が、投手の経験の差を指摘していた。

今大会で日本が優勝するかどうかはわからないものの、日本の野球文化というのは、「世界一」に相応しい土壌をもっている。その1つが、高校野球であろう。ローティーンの才能ある若者が野球部に集められ、勉強もそこそこ、野球の猛練習に励む。無論、競争も激しい。高校生野球の頂点が「甲子園」で、高校生は甲子園出場を果たすため、野球漬けの毎日を送る。

プロのスカウトの目に留まった若者は日本のプロ野球選手として契約し、日本球界で成功した選手は、さらに、MLB(米国大リーグ)に進む。松坂がまさに、そうしたキャリアをもつ日本のプロ野球選手であり、WBCに出場しているダルビッシュらの若い選手の多くが、そのような道を歩むであろう。

30代前半の日本のプロ野球選手は、高校野球から数えて15年以上の間、勝負と競争を経験している。日本の野球は強くて当たり前である。