なぜかいま、東京マラソン。参加した肥満のタレントが倒れた。ニュース映像で見る限り、コスプレあり、芸能人の参加あり、楽しければいい――の学芸会、パフォーマンス大会のノリだ。筆者の目には、いずれも醜悪なものに写る。
マラソンを否定しない。その大会を否定しない。走りたい人が走ることをだれが止められよう。スポーツというのはそのようなものだ。
タレントが倒れたのは不幸である。彼はきっと、この日に備えて練習に励んだのだと思う。だがしかし、繰り返すが、筆者には東京マラソンのあり方が醜悪に写る。芸能人が走ろうが一般の人が走ろうが、走ることはかまわない。それだけのことで終わってほしい。