- ソフトバンク=勝率(.657)打率(.264)防御率(3.23) ゲーム差
- 楽 天=勝率(.656)打率(.263)防御率(3.29) 1.5
- 西 武=勝率(.594)打率(.263)防御率(3.32) 7
- オリックス =勝率(.455)打率(.256)防御率(3.65) 21
- 日本ハム =勝率(.337)打率(.238)防御率(4.18) 33
- ロッテ =勝率(.327)打率(.226) 防御率(4.44) 34
(2017/08/14/15:05現在)
パリーグもセリーグと同様、「絶対最下位」がいる。ロッテだ。伊東監督の来季辞任も発表され、この球団の残り試合はもはや、消化ゲームとなってしまった。昨年3位の好成績だったが、打の主力ディスパイネがソフトバンクに移籍し、その穴を埋めるべく獲得した外国人が不調。投の主軸石川もWBC後遺症で不振。最下位の主因となった。外国人に恵まれた楽天及びオリックスに比べ、ロッテの戦力不足は明白だ。
昨年優勝の日本ハムも大谷が故障欠場、投手の有原が不振。FA移籍及び積極的金銭トレードで主力が抜け、チーム力が落ちてしまった。昨年1位・3位の上位チームが地面まで落下、その上に楽天、西武、オリックスが乗っかっている状態なのが、パリーグのここまでの順位といえる。
パリーグの興味は、ソフトバンクと楽天の優勝争いに絞られた。CS(クライマックスシリーズ)進出はいま現在の上位3チームで変動はない。
近年、「実力のパ」といわれてきたものの、ロッテ、オリックスの弱体化が気になる。この2球団の積極的投資を望みたい。
育成した選手を他球団に売って利潤獲得を目指す日ハムの経営については、今シーズンに限ればうまくいっていない。移籍した主力の代わりになる選手が育ち切っていないからだ。「売れるときに売ろう」というのは鮮度にこだわる親会社(食品)の経営感覚かもしれないが、職業野球選手はそう簡単には育たない。