ジェームスさんとカラオケ納め
2021年12月31日金曜日
2021年12月24日金曜日
2021年12月16日木曜日
2021年12月11日土曜日
中国の「民主主義サミット」批判と日本共産党
2021年12月10日金曜日
労働者に敵対する芳野友子連合会長
連合が日共を排除する理由はなにか
連合が日共を排除するのは、①労農派↔講座派の対立まで遡るのか、それとも、②反共を任じて総評に反旗を翻した同盟のDNAを引き摺るためか。いやいや、③大企業の利益擁護を第一として、全労働者の抵抗・団結を阻害する自公補完集団である故なのか。③だとするならば、立民・共産の共闘は自公政権にとってプラスではないから、日共排除は連合の一丁目一番地の「政策」に違いない。立民に圧力をかけて、「おまえら余計なことしないで、おとなしくしとれ」ということになる。
立民議員が恐れているのは、連合の支援なしで落選してしまうこと。立民議員が気楽な野党業の職を失えば、莫大な議員報酬を失うしテレビにも出られなくなる。いわば野良犬である。立民が連合のいいなりで、飼い犬みたいな存在だとすれば、健全な野党とは言えない。
芳野友子は反共・旧同盟系労組出身
芳野友子の出身母体は全金労だ。同労組は六産別の一つで、反共・労使協調路線を掲げたナショナルセンターである旧同盟を構成した労働組合の一つ。そこから成り上がったのなら、筋金入りの反共主義者かもしれない。
旧同盟の労働者観は階級としてのプロレタリアを否定し、会社という家族のなか、社長(経営者)は親、使用人(労働者)は子という戦前の労使観で貫かれている。この労使構造は日本帝国における、天皇が親で臣民は赤子(せきし)という国家像を企業像に置き換えたにすぎない。
立憲左派排除、新民主党結党を指示か
芳野友子が描く日本の政治の構図としては、立憲内左派を排除して立憲右派・中間派と国民を合併させて「新民主党」とし、野党共闘を白紙にして、日本共産党、れいわ新選組を排除し、「新民主党」と維新を協調関係にもっていき、小選挙区で自公が安定的に勝ち続ける政治状況をつくり上げること。ちょっと前の「女帝の党」の再現だろう。なお、連合の支援で「新民主党」議員の議席はこれまでどおり確保される。
維新と連携して大政翼賛体制へまっしぐら
このような政治状況は、言うまでもなく、治安維持法なき大政翼賛体制であり、労使関係においては、労働三法を改正なしで骨抜きにする労働運動の全否定だ。芳野友子は労働者のストライキを自主規制させ、時間外手当等の賃金削減を労働者に弾圧なしで容認させ、非正規労働者を増やして景気次第で自由にクビにする強権的労使関係を合法的に推進する、いわば、「円満」な労使関係を経団連等に差し出すつもりだ。いや、もうすでに差し出していて、さらに強化するつもりかもしれない。その見返りは、連合に加盟している労働者を「勝ち組」として経営者様に守っていただくこと。
そして芳野友子は、政府の「新しい資本主義」のメンバーに名を連ねた。労働者を資本の側に売り渡すためでなくてなんであろう。おそろしいデストピアが、すぐそこまできているような気がする。
2021年12月3日金曜日
消えたDH論争 日本シリーズ覇者はヤクルト
2021NPB(日本プロ野球)日本シリーズはヤクルトが4勝2敗でオリックスを撃破し、日本一に輝いた。昨年、一昨年の日本シリーズは読売巨人がソフトバンクに2年連続で1勝もできずに敗退したことに比べ、今年の6試合はともに接戦で、中身の濃い試合ばかりだった。シリーズの詳細はメディア等で報じられた後なのでここでは書かない。注目すべきは、昨年議論されたDH論争が影を潜めたことだ。9人制のセ・リーグの覇者ヤクルトがDH制を採用するオリックスに勝ったのだから、昨年のDH論争の虚しさが確認されたようなものだ。
昨年、DH論争が沸き上がったのは、読売巨人が2年連続でソフトバンクに負たからだ。そしてその責任追及から逃れるため、敗軍の将・原があたかもDH制度がないから自軍が負けたかのようにメディアを誘導したからだ。こんな簡単な偽りのロジックに乗っかったスポーツメディアのあほさ加減についてはここでは書かない。筆者はMLBのア・リーグとナ・リーグのワールドシリーズの勝敗データを挙げて拙Blogで反論したのだが、メディアでは原の誘導に乗せられて、まじめにセ・リーグでもDH制採用をと声高に叫んでいたことを覚えている。
では、なぜ、読売巨人がソフトバンクに2年連続0勝4敗で撃破されたのか――その答えは簡単で、当時のソフトバンクが読売巨人より断然強かったからだ。ソフトバンクの強さの秘密はDH制度ではなく、優秀な選手がそれぞれ、実力の頂点に差し掛かる時期だったからだ。千賀、和田、竹田、モイネロ、森、石川、甲斐、松田、周東、今宮、柳田、中村、グラシアル、デスパイネ、牧原、・・・2021シーズンではソフトバンクの選手のうち何人かが故障し、同じく衰退期にさしかかり、Bクラスに沈んだ。そうそう連覇はできない。昭和の時代の読売巨人の9連覇はドラフトなしで、しかも他球団が球団経営に熱心でない時代だったから可能だった。それだけの話。
セ・リーグが9人制、パ・リーグが10人(DH)制の変則ルールの野球は奇妙なスポーツだ。サッカーもコロナ禍、交代要員が従来の3人から5人に変更されたり、延長戦に限り4人になったりの変更はあるが、少なくとも世界大会では統一のルールの下で運営されている。野球の世界大会ではDH制が一般的で、管見のかぎりだが、9人制が採用された国際大会はないはずだ。時代はDH制に傾いているのだから、NPBもいまさらMLBの真似をしないで、DH制に統一したほうがいいと筆者は思う。もっとも、投手が打席に入る9人制はそれなりの面白さがある、という野球通がいることは確か。筆者はその差異を楽しむほどの野球ファンではないので、このままでもかまわないし統一でも構わない、というのが本音である。