ペットを飼う楽しみはいろいろある。
観賞用、愛玩用、癒し効果・・・人それぞれである。
筆者の場合、下の画像にある2匹の猫について、目的をもって飼い出したわけではない。
このことは以前に書いたことだが、ある日、突然、猫が拙宅に存在したのだった。
だから、目的をもって飼育を始めたのではなく、とにかく追い出すわけにいかないから、共存したのである。
共存してからというもの、猫族の魅力を新鮮に発見して驚くばかりである。
それは筆者には未知の領域だった。
なかで興味深いのは、猫族とのコミュニケーションのあり方だ。
猫族は人間と交信する。
声、仕草、近づいて注意を促す・・・方法は多種であり、彼らの目的によって、それぞれ使い分ける。
筆者は、犬は人になつくが、猫は人になつかないと思っていた。
ところが猫は犬以上に愛情が深い。意外と飼い主に気を遣うのである。
たとえば、熱帯魚、亀、トカゲといったペット類の場合、餌や水をあげるだけで終わってしまう。おもしろみはない。一方、猫とのやりとりは複雑であり、しかも犬のそれとも違う。猫の行動、言動?は論理性に乏しく、一貫性はない。矛盾だらけなのだ。それでも最後は、友情と愛情の世界で落ち着く。猫とはいかにも、不思議な生き物なのである。