読売球団、賭博、覚せい剤と相次ぐ不祥事
読売といえば、昨年、賭博事件で現役3選手が契約解除されている。賭博の裏側には、野球賭博と八百長画策の魔の手が迫っていたとも推測できる。読売巨人軍は、覚せい剤、賭博で在籍5選手が関与していたことになる。読売巨人といえば球界ナンバーワンの人気チーム、このチームのモットーは「巨人軍選手は紳士たれ」というものらしい。ずいぶんと汚れた紳士が多い、あきれた話だ。
清原が読売在籍中に覚せい剤常用なら読売球団にも責任あり
読売球団は、在籍中の清原についてなんらかのコメントを発すべきだが、いまのところダンマリ。メディアも同業者読売(球団)への取材は憚れると見え、コメントを要求する気配はない。清原が読売に在籍した時代の監督・コーチ・スタッフ・選手も前出の元投手を除いて、発言していない。
NPBはメディアにとってドル箱のコンテンツ。なかでも読売巨人軍は人気ナンバーワン、下手に読売球団を取材して出禁になれば、(情報が入手できず)痛手となるのか。それとも、大事なコンテンツを守ることが自社利益に直結するのか――ほかにもいろいろと理由があるのだろう。読売の選手管理の在り方を問うメディアは、いま(2月17日現在)のところ皆無だ。
企業の社員の不祥事にはトップがなんらかのコメントをするのが習わしになっている。読売球団在籍中に清原が覚せい剤を常用していたのならば、当然、読売のトップが説明をすべきだし、そのことが事実と判明しなくとも、なんらかのコメントを出すべきだ。退団した選手の逮捕にいちいちコメントしてられないというのがメディア業界である読売の姿勢なのか。他社の不祥事には総動員態勢で突っ込むが、自社の関連企業の不祥事にはダンマリを決め込むのが読売新聞社の企業姿勢なのか。
読売球団と反社勢力との関係は?
というわけで、賭博事件に続いて読売巨人軍時代の清原の覚せい剤常用疑惑も疑惑のままで終わりそう。読売のスキャンダルは大事にならない、だから不祥事が避けられない。
読売が清原在籍時代についてコメントしないのならば、読売は闇社会との関係を断ち切れない、読売と反社勢力の関係は密接なのだ――と、推測されても読売は反論できない。読売はここらですべての膿を出すべきなのだ。