2018年7月30日月曜日

アフタヌーンティー

我々夫婦の誕生日(7月・8月)をまとめて娘夫婦が祝ってくれた。

今回はホテルのアフタヌーン・ティー。

生まれて初めての体験だった。









Photo by my daughter

2018年7月29日日曜日

暑気払い

猛暑が続くなか、ご近所さん、元ご近所さんが拙宅に集まった。

この日は隅田川花火大会の順延日に当たり、花火、酒、御馳走を楽しんだ。


2018年7月21日土曜日

Happy Birthday

家内の誕生日を家族で祝う。

千駄木「トラットリア・ノビ」にて。


タコの辛味

スペアリブ


2018年7月20日金曜日

猛暑日が続く

ここのところ数日、日本列島(関東以西)は猛暑に襲われ、京阪神で40℃近く、東京でも35℃まで気温が上昇。

熱中症でバタバタ人が倒れるという異常気象が続いている。

クーラーが一日中稼働していて、しかもヒートアイランドが気温を押し上げ、都心の体感気温は尋常ではない。

もうだめだ


2018年7月18日水曜日

フランス、主審からの2点プレゼントでW杯優勝

2018・FIFAW杯ロシア大会は、フランスの優勝で幕を閉じた。決勝のクロアチア戦は、結果から見れば4-2という打ち合いのような点差であったが、スペクタクル性に乏しく、見ごたえの少ない内容だった。クロアチアを応援していた筆者からすると、主審に対する不信感が時間ごとに募るとともに苛立ちばかりが増した。

クロアチアに不利な判定が二度も

フランスの先制点(18分)は、クロアチアのファウルで得たFKからだった。まず、このファウルの判定が納得いかない。あの程度の接触プレーでファウルというのはおかしい。しかも運の悪いことに、FKをクリアしようとしたクロアチアのマンジュキッチュがオウンゴールしてしまい、フランスに1点を献上してしまった。なんとも後味が悪い。それまではクロアチアが主導権をとった時間帯だっただけに、よけいにこのファウルの判定には納得がいかない。

それでもクロアチアは巻き返しを狙って、冷静に着実に失点挽回に向けて稼働していた。このあたり、本大会のクロアチアの強さの象徴ともいえる時間帯が続いた。28分、クロアチアのベリシッチがゴールを決めて同点。クロアチアが互角に持ち込み、ペースをつかみ始めた。

ところが38分、クロアチアのペナルティーエリア(PA)内の混戦でクロアチアのペルシッチにハンドあったと、フランス選手が主審に猛抗議。主審はハンドのジャッジをしていなかったのだが…ここでVAR判定。結果、主審はハンドを認め、PKでフランスが再びリードを奪う。この判定もおかしい。普通、PA内のハンドならばレッドカードが出るだろうが、主審はペルシッチにイエローすら出さなかった。この状況で主審がもっとも冷静さを欠いていた証左となろう。

クロアチアの反攻を二度も削いだ主審

ここまでくるとこの主審の判定に法則性があることに気づく。つまり、クロアチアがペースをつかむとフランスに有利な判定がくだるということ。クロアチアがアクセルを踏むと主審がブレーキをかけクロアチアがノッキングを起こす。後半、クロアチアがペースをつかみかけた50分すぎに観客の中の反プーチン派の乱入者もあり、ペースを乱した。そしてフランスが2点を加点して勝負を決めた(クロアチアも1点を返すが焼け石に水の感)。粘りのクロアチアも力尽きた。

最も大事な試合に相応しくない主審を起用したFIFA

ポイントは前半のフランスの2点だろう。いずれも主審の不可解なジャッジがもたらしたものだ。フランスから見れば主審からのプレゼントであり、クロアチアから見れば主審の禍による2失点だ。筆者には、このていどの審判が決勝の笛を吹くことになったのか――その過程がわからない。

繰り返すが、この主審は試合の結節点でフランス寄りのジャッジをした。しかも2度目はVARだった。自身が認めなかったハンドをビデオで覆したことが、自身の審判技術と品格の欠如を世界中に知らしめてしまった。もっとましな審判が複数いたと思うのだが。

魅力に欠けるフランスのリアクション・サッカー

この試合にはスペクタクル性が乏しい、と前に書いたが、その事由はフランスの前半の2点が主審によってプレゼントされたからだけではない。フランスの試合運びが王者らしからぬものだからだ。よくいえば堅守、悪くいえばリアクション・サッカー。短期戦のW杯にはかなった戦い方だが、見ている者にはおもしろみに欠ける。

結局のところ、準決勝でフランスがベルギーに勝ったところで優勝は決まった感があった。結果はともかく、筆者にとってロシア大会のナンバーワン・チームはベルギー、次がクロアチア、そしてフランスがナンバースリーという位置づけになる。

3位決定戦はベルギーが順当勝利

決勝の前日に行われた3位決定戦はベルギーがイングランドをくだした。罰ゲームともいわれる3位決定戦だが、ベルギーの3位については、だれからも文句は出まい。前出のとおり、優勝者フランスよりもベルギーのほうが王者に相応しいサッカーをした。世界に誇るタレント軍団であることを証明した。

ティキタカの終焉

本大会でベルギーが代表してみせたサッカースタイルが、今後のトレンドとなっていく。オシムはロシア大会について「ティキタカ(Tiki-taka、tiquitaca)の終わり」と評したそうだが、まったく同感だ。南アフリカ大会優勝を頂点としたスペイン(バルセロナ)のポゼッション・サッカー、パス・サッカーが後退し、フィジカル重視のサッカーが本筋となった。

日本代表についてのまとめ

(一)本田圭佑の就職活動は不発か

最後に日本代表についての蛇足(をつけ加えておく)。まず、本田圭佑の今後について。ロシア大会を通じての彼の就職活動は、残念ながらうまくいかなかったように思える。18-19シーズン、本田にオファーを出す欧州のクラブは少ないのではないだろうか。というよりも、昨シーズン(本田はメキシコ入り)においてすら、イングランド、イタリア、スペイン、ドイツのどのクラブからも彼はオファーを受けなかった、と筆者は想像している。その下のオランダ、ベルギー、オーストリア、スイス、トルコ、スコットランド…あたりからはどうだったか不明だが、本田が納得する金額でのオファーはなかった、と推測する。マーケッティング主導でアメリカ(MLS)、オーストラリア(AL)、日本(JL)あたりからは、あったと思うのだが…本大会で巻き返しを図るつもりの本田だったが、不発により、彼の現役生活が終わる可能性もある。

(二)株を上げた香川、柴崎、乾

日本代表のなかではMF香川、MF柴崎、MF乾が大いに株を上げた。DF酒井宏、DF長友、DF吉田麻、DF昌子、MF長谷部、MF原口、FW大迫が現状の地位の維持もしくはやや上昇を果たした。反対に、GK川島、MF宇佐美、MF武藤、MF本田、FW岡崎は評価を下げた。MF大島、MF遠藤、DF植田、DF槙野及びGK二人(以上不出場)並びにDF酒井高については、評価に値しなかった。

試合中に乱入した反プーチン派(警官のコスプレが笑える)

2018年7月12日木曜日

異次元の戦い―決勝はフランスVsクロアチア

W杯ロシア大会準決勝が終わり、決勝はフランスとクロアチアの一戦となる。フランスはベルギーを、クロアチアはイングランドを下しての決勝進出だ。準決勝2試合の試合経過や批評・批判はない。この段階の戦いはギリギリのものだから、勝因・敗因・戦術等を云々してもはじまらない。大げさないい方だが、人間の限界、もしくはその対極の極限を超えた能力発揮とかの表現が相応しい。

日本人からすると、準決勝2試合は、まさに異次元のサッカーだ。2メートル近い大型選手が90分間いや120分間走りまくる。肉弾相打つデュエルでのボールの奪い合い。スピード、スタミナ、いわゆるフィジカルの強さが最低限の試合出場の資格となっている。フィジカルの弱い選手は試合に出られない。一方、クロアチアのモドリッチのように日本人と変わらない体格の選手がプレーメーカーとしてゲームをコントロールしつつ、守備・攻撃の基点となって活躍する。世界のサッカーの現在がここにあるという感じだ。

日本代表が4年後、W杯カタール大会に出られるのかそうでないのかはわからない。だが、いまのレベルの延長線上で日本サッカーをイメージしていたのではベスト16は難しい。とにかくフィジカル強化を図らなければ世界から遅れる。W杯開催直前に更迭されたハリルホジッチが常々口にしていた「縦に速い攻撃」があたりまえだったことを目の当たりにした。皮肉なもので、ロシア大会の一次リーグから準決勝までのおよそ全試合、ハリルホジッチの指針に則った試合ばかりを見せられた。スペインの凋落は、ポゼッション・サッカー、パス・サッカーの終焉の証明にほかならない。メッシやCロナウドのようなスーパースター頼りでは、決勝トーナメントで勝ち上れない。全員守備、全員攻撃の現代サッカー、まさに、フィジカル・サッカー全盛の時代の到来だ。

ロシア大会において日本がベスト16入りしたことは忘れたほうがいい。初戦のコロンビア戦の勝利は「カミカゼ」が吹いたのだから。前出のとおり、日本もハリルホジッチが目指していた世界標準に軌道を戻し、フィジカルの強い日本代表につくりかえをしてほしいが、さて、現在の日本のサッカー界に4年後に世界を相手に闘える素材がいるのだろうか。高さがあって俊敏なGK、高く強いCB、長友、酒井宏に代わるSB、強力なワントップ、香川に代わるトップ下、ロシアでブレークした左サイドの乾の4年後は34歳。右サイドの原口も4年後は走れないだろうし…ロシア大会の後の日本代表の風景は、焼野原という表現がぴったりなのが悲しい。

2018年7月9日月曜日

ご機嫌、根津ナイト

モダンジャズの店「La Ciji」にてコルトレーン、ビルエバンスの未発表アルバム発売を教えてもらう。

それはそれとして、この店の音響は素晴らしい。ここで聴くと、レコードの方がCDより何倍も音がいいのがわかる。




カラオケ居酒屋「やま」へ移動。

偶然居合わせた90歳近くの大先輩とそのお友達のお客様が演歌路線なので、お二人に敬意を表してひたすら演歌を歌うわれなり。


カラオケにあわせて踊りを披露するなんて!

2018年7月8日日曜日

消えた南米勢ーロシアW杯、ベスト4決定

【A組】
(1)ウルグアイ(2)ロシア(3)サウジアラビア(4)エジプト
【B組】
(1)スペイン(2)ポルトガル(3)イラン(4)モロッコ
【C組】
(1)フランス(2)デンマーク(3)ペルー(4)オーストラリア
【D組】
(1)クロアチア(2)アルゼンチン(3)ナイジェリア(4)アイスランド
【E組】
(1)ブラジル(2)スイス(3)セルビア(4)コスタリカ
【F組】
(1)スウェーデン(2)メキシコ(3)韓国(4)ドイツ
【G組】
(1)ベルギー(2)イングランド(3)チュニジア(4)パナマ
【H組】
(1)コロンビア(2)日本(3)セネガル(4)ポーランド

W杯ロシア大会の4強が決まった。フランスが堅守のウルグアイから2得点の完封勝利。FWカバーニを欠いウルグアイに反撃の力がなかった。ベルギーはブラジルに2-1の辛勝。紙一重の勝負だった。ブラジルに運がなかった。安定した戦いを続けるイングランドはスウェーデンに2-0の完封勝ち。クロアチアは開催国ロシアにPK戦のすえ勝利。

準決勝の組合せは、ベルギーVsフランスイングランドVsクロアチアとなった。

ベスト4から南米勢が消えたのは、過去10回の大会のうち、1982年スペイン大会、2006年ドイツ大会に続いて3度目。また、前回(ブラジル大会)のベスト4(ドイツ・アルゼンチン・オランダ・ブラジル)すべてが消えた。

ベルギーVsフランスが事実上の決勝戦か。筆者はクロアチアに優勝してほしいが、故障者が多く、ベスト4が精いっぱいの予感。

この段階の勝負は両者力の差がなく、運不運で決るような気がする。ブラジルの最初の失点は相手KCのクリアに係るオウンゴールだったが、守りのミスともいい難いアンラッキーなもの。しかも、ブラジルのシュートがバーやベルギーGKのファインセーブに阻まれるシーンも何度かあり、サッカーの天使がブラジルに微笑まなかったとしかいいようがない。
決勝はベルギーVsイングランド、優勝はベルギーかなと思う。

2018年7月6日金曜日

ベルギー戦は「いい試合だったのか」


日本が逆転負け(2-3)で8強入りを拒まれたベルギー戦。その総括について、いろいろな観点から評価がなされている。サッカーの試合の中で3-2という得点差はおもしろいものだ。2-1ではさみしすぎるし、4-3だと乱戦でセンシビリティーに欠ける。この試合は後半に合計5得点が入り、決勝点は追加タイムのカウンター攻撃によるもの。おもしろくないはずがない。得点シーンもさまざまで、キラーパス、ファインゴール、ふぁっと上がった摩訶不思議なヘディングシュート、鮮やかな空中戦、自陣での相手CKから、敵陣へのいっきのカウンターと盛りだくさん。サッカーの醍醐味満載だった。

海外の称賛はサッカー先進国の「上から目線」

日本では、海外メディア、代表監督経験者、有力元選手らの「称賛の声」が伝えられている。「(ロシア)大会のベスト・マッチ」「(日本が)模範的試合をした」「最高の試合」などなど。勝ったベルギーのメディアも敗者日本を称賛していたようだ。

だが、これら海外メディアの報道をまともに受け止めてはいけない。勝者ベルギーが敗者日本を称賛したのは理解できる。勝者のマナーなのだから。では当事国でない海外メディアの「日本称賛」はどうなのだろう。彼らが、アジアのサッカー後進国(日本)の健闘を称えるのは頷ける。その心は、“ベルギー、なにやってるんだい(どじだな)”というニュアンスが隠されている。海外メディアの「日本称賛」は彼らの“上から目線”の逆説的表現にすぎない。だから、海外メディアが心底から日本を称賛しているとはいい切れない、と筆者は思っている。

逆転負けの当事国だったらどんな反応があっただろうか

こういう仮説が成り立つのではないか――たとえば、イングランド、イタリア、スペイン、ブラジル…等々のサッカー先進国が日本の立場に立ったとしよう。ベスト8入りを賭けた試合で後半2点リードしながら、残り30分弱で同点にされ、しかも追加タイムで逆転されたとしたら…その国のメディアは、監督・選手に罵声を浴びせたに違いない。戦犯を名指しで非難したに違いない。「ベストマッチ」「模範的試合」といって称賛することはあり得ない、と筆者は思っている。しかるに日本のメディアは、ベルギー戦を称賛した。「追い詰めた」「善戦した」「自分たちの(攻撃)サッカーを貫いた」などなど。

日本代表ブランドを守る日本のメディア

日本のメディアが負けた日本代表にかくもやさしいのはなぜなのか。1次リーグを突破したことで日本代表ブランドの価値の上昇が確認できたからだ。日本のメディア(業界)は、日本代表が1次リーグを突破したことでW杯投資が回収できたからだ。あとは、日本代表というブランドのイメージを落とさないことが重要だった。日本のメディアにとっては、日本がベルギーに勝ち切ることではなく、試合開始からおよそ50分にわたって日本がベルギーを2点リードしたことで十分だった。ベルギーに勝てば最高のできだが、そこまでいかなくとも、翌日の見出しは決まった。勝ち切れば「大金星」、逆転負けをすれば「健闘、奮闘、追い詰めた…」と。

攻撃のバリエーションが豊富なベルギー

日本がベルギーに追いつかれた契機は、65分、ベルギー・ベンチがフェライニとシャドリを交代出場させたところからだった。フェライニは身長2メートル近くの大型MF。FWルカクと二人あわせて人間山脈が形成された感があった。この人間山脈形成(高さ)が日本の各選手にプレッシャーを与えたのだと思う。

ベルギーの戦術変更にお手上げだった日本

日本の対抗策はあったか――なかった。ベルギーが空中戦を仕掛けてきたとき、日本のディフェンス陣のみならず全選手が、それに対抗するだけの体力を残していなかった。それはW杯ドイツ大会(2006)でオーストラリアに逆転負けした試合に酷似していた。柴崎→山口、原口→本田の交代が相手の高さに対してどれだけの意味があったのか――繰り返すが、答えは「なにもなかった」のだ。

2-2の後、日本のメディアの報道によると、日本ベンチは勝ち越し点を狙ったそうだ。それにしては、しょうもない選手交代をしたものだ。原口→本田、柴崎→山口で決定的仕事ができる予感があっただろうか…筆者にはなかった。2人とも「控え」にすぎない。選手層の薄さはどうしようもない。ベルギーの変更に抗する手段はなく、だからといって攻撃の変更プランをもちあわせているわけでもない。後半、日本が2-0とリードしてから、ベルギーが前出の空中戦に変更した65分以降試合終了までのおよそ30分間、日本は事実上「お手上げ」だった。

「負け」を容認しない世論をつくれ

選手交代で攻撃力が激減した日本と、反対に明らかに攻撃力がアップしたベルギーとがピッチにいた。日本にとって65分は、守備に専念する時間帯ではない、というのが通説だが、今回のW杯1次リーグB組、同じアジアの代表イランがポルトガル相手にとった作戦は徹底した守備重視で、なんと54分間、ポルトガルに点を与えなかった(結果は0-1でイランの負け)。

勝つための戦略、戦術は多岐にわたる。日本のメディアが敗戦を「惜敗」「健闘」「苦しめた」「善戦」…と称賛する限り、日本は強くなれない。いつまでも「負けてもともと」のマゾヒズムを引きずっている以上、日本の強化はない。

ベルギー戦の敗因は、状況的には、▽試合終了間際、本田が蹴った緩いコーナーキック(GKにキャッチされて相手にカウンターを食らった)、▽試合終了間際の日本のCKで、CBふたりを上げてしまった西野采配、▽ベルギーの1点目を誘発したGK川島の中途半端なパンチング(に代表される不調GK川島の起用)――などが挙げられる。また、構造的には、▽勝つための戦術不足、▽選手層の薄さ、▽負けを容認する日本のメディア及び日本のサッカー文化…などが挙げられよう。

2018年7月4日水曜日

ロシアW杯、ベスト8決定

ロシアW杯のベスト8が次のように決まった。

【A組】
(1)ウルグア(2)ロシア(3)サウジアラビア(4)エジプト
【B組】
(1)スペイン(2)ポルトガル(3)イラン(4)モロッコ
【C組】
(1)フランス(2)デンマーク(3)ペルー(4)オーストラリア
【D組】
(1)クロアチア(2)アルゼンチン(3)ナイジェリア(4)アイスランド
【E組】
(1)ブラジル(2)スイス(3)セルビア(4)コスタリカ
【F組】
(1)スウェーデン(2)メキシコ(3)韓国(4)ドイツ
【G組】
(1)ベルギー(2)イングランド(3)チュニジア(4)パナマ
【H組】
(1)コロンビア(2)日本(3)セネガル(4)ポーランド

フランスはアルゼンチンと壮烈な打ち合いの末の勝利。ホームのロシアがスペインにPK戦で勝利、金星をあげた。日本はベルギーに逆転負け。筆者一押しのクロアチアは、デンマークにPK戦で辛勝。この試合は「悪いクロアチア」だったので、この先が心配だ。

現代サッカーの特徴が顕著に

決勝トーナメントに入るに至って、現代サッカーの特徴が際立ってきた。現代サッカーというよりも、W杯サッカーの特徴なのかもしれないが。それは、①堅守、②縦に速い攻撃、③フィジカル重視、④セットプレーの重要性――の4点に要約できる。ブラジル、ウルグアイの進撃も堅い守備があってのもの。南米サッカーの特徴は強い守備。


日本代表を総括する

(一)守備が弱い
日本代表について、前出の現代サッカーの傾向を踏まえつつ総括する。日本がベスト16入りしたことで日本中がわいたが、筆者からすると、世界レベルからみるとまだまだという感が強い。

その理由の第一は守備の弱さ。日本は一次リーグ、決勝トーナメントの4試合でコロンビアに1失点、セネガルに2失点、ポーランドに1失点、ベルギーに3失点と完封試合がない。4試合のうち、コロンビアは相手が10人(ほぼ90分間)、ポーランド戦は例の負けを覚悟のボール回しである。この2試合がまともな情況で行われていたら、もっと失点した可能性もあった。

(二)乾という発見
第二の攻撃面では、「乾という発見」の一語に尽きる。日本の左サイド、長友、乾、香川が絡んだ攻撃の構成力は、筆者に想像できなかった。乾は若手のイメージが強いがすでに30才。「遅れてきた青年」である。

また、右サイドでも酒井宏、原口の献身性は称賛に値した。原口の代わりに、左利きの強力なアタッカーがいれば、日本の攻撃はより強力になったかもしれない。本田がこのポジションで機能しなかったのが残念。その一方、柴崎もプレーメーカー(日本語では「ゲームメーカー」)として機能した。彼の活躍も忘れてはならない。

(三)責められる、ベルギー戦試合終了間際の本田のコーナーキック
セットプレーについては、点を取れる機会という面もあるが、それだけではない。ベルギー戦、追加タイムで失点した場面で攻撃側の日本のコーナーキックについて、イタリア人の名将ファビオ・カペッロが、コーナーキックを蹴った日本代表の本田圭佑を批判した。
日本は意味のないことをした。私が日本の指揮官だったら、ホンダの元へ行き、彼の首元をつかんだだろう。日本は94分まで、すべてのコーナーキックでショートコーナーを選択し、ボールを中に放り込むことは一切しなかった。だが94分、終了まであと数秒に迫ったところで、ホンダが唯一、中にボールを入れた。(ティボー)クルトワは自分の仕事をし、味方にカウンターを仕掛けさせた。
純粋に無意識な行動だったと思う。だがこのような状況では、近くにパスを出し、コーナーの周辺でボールをキープし、延長戦へ持ち込まなければならない。このような場合、キャリアを通じて、コーナーキックを絶対蹴ってはならないものだ。(『メディアセット』のロシア・ワールドカップ特番『バラライカ』より。)
日本代表選手がベルギー戦の後、コメントを出していたが、その中で柴崎が「点差以上の力の差が(日本とベルギーの間に)あった」という意味のことをしゃべっていた。それがすべてだろう。

ワンパターンの西野采配

西野監督の采配面の最大の問題点は選手起用であろう。不調のGK川島への固執がわからない。W杯開始直前のテストマッチにおいて、川島の状態を把握していなかったとしか思えない。直前の3試合で第二、第三GKをもっと試合に出しておくべきだった。それはそれとして、日本のGKのレベルはかなり低い。GK育成は喫緊の課題の一つ。

後半、判で押したような本田投入も理解できない。セネガル戦で本田が得点したため、その瑕疵がめだたなかったのだが、前出のファビオ・カペッロの指摘のとおり、ベルギー戦で露呈してしまった。本田は「過去の人」なのである。

ポーランド戦の負け覚悟の「博打」采配も悪い記憶を残した。日本代表は全力プレーがモットーではなかったのか。

日本サッカー界は〈世代〉という概念を払拭せよ

最後に〈世代〉という概念についてふれる。各国代表をみると、必ずや20歳前後の若手が試合に出ている。20歳そこそこで才能を開花させた選手もいるし、無名の者もいる。日本ではU〇〇代表→五輪代表→A代表→W杯代表というカテゴリーが固定化されていて、飛び級が認められない雰囲気がある。年功序列といわれる所以である。下のカテゴリーで代表を経験し、世界でそこそこ実績を上げた者がW杯に出られるという感じ。だから選手層が薄くなる。

一方、世界では有望な若手をW杯に出して、その者が活躍すれば多額の移籍金で欧州のビッグクラブに入団するコースができているように思える。チーム編成においては、超ベテラン、W杯経験者、未経験A代表、超若手…の混成だが、有望な若手を積極的に抜擢する国が多いような気がする。3大会連続出場のスーパー・スター、メッシ(アルゼンチン)、Cロナウド(ポルトガル)のチームがベスト16どまりだったのもなんとなく了解できる。

まとめ

今後の日本代表については、ロシア大会の代表チームの解体作業から始まる。新たなチームづくりに早急に取り組む必要がある、と換言できる。具体的には、堅守(強いCB、大型のGKの育成)、フィジカル(走力、スタミナ、デュアル、スピード)強化、速攻の確立、若手SBの育成…などなど、その作業は、チーム全体にわたるものとなろう。

2018年7月1日日曜日

屋形船

近所のダイニングバーが主催する夏のイベント、屋形船クルージングに参加。

浅草・吾妻橋から出航して、美しい湾岸の景観を楽しんだ。

船内では豪華なお料理、飲み放題のもと、カラオケ大会が大盛り上がり。







下船後は浅草・神谷バーにて電気ブランなど。