2026年8月1日土曜日

イオンモール ガス爆発事故と戦争

ミサイル攻撃を受けたかのような事故現場

 このたびの熊本大地震に被災された皆々様に心よりお見舞い申し上げます。

被災地のようすをTV映像で確認する限り、もっとも衝撃的だったのが熊本イオンモールのガス爆発のものだった。 

筆者は、不謹慎ながら、その影像が、パレスチナ・ガザ地区、ウクライナ各所、そしてベイルートなどの現在進行中である戦地のようすと重なってしまった。ミサイル、ドローンあるいは空爆によって破壊された市街地の――イオンモールとおなじく、人々が日々の暮らしを営む――住宅、病院、店舗・・・のものだ。

イオンモールにおいては、国を挙げて救命、救援活動が展開され、おそらく多くの人が救出されたと思われる。 

さてもしも、日本がどこかの国と戦争になったならば、相手国の放つミサイル、ドローン、長距離砲等や空爆により、街中いたるところが破壊され、イオンモールのような、いや、それ以上の破壊を被ることだろう。戦争の最中、国を挙げての救援、救出を望む術もなかろう。そればかりではない。日本が相手国にたいして破壊攻撃を行い、相手国の生活者の生命・生活を奪うのだ。

戦争は軍人同士が前線で戦ったり、空中戦・海戦で攻撃し合ったりするものだけではない。市民の生活の場および生活インフラが攻撃を受け、兵士と同じように生活者(非戦闘員)に被害が及ぶ。 生活者の死には英雄もいなければ、国から讃えられることも、顧みられることすらない無言の死だ。

人類は、地震という自然災害を予知し予防する手立てをいまのところ、もちわせていないが、戦争をなくすことは可能だ。 もちろん、世界中の人々の努力と叡知が結集しなければ可能ではないのだが。

きょうから8月、敗戦から81年が経過しようとしているいま、日本国民が忘れ去ろうとする「反戦・平和主義」を、いまいちど取りもどさなければならない。〔完〕