窓の外、寺の屋根に群がるカラスの大群にかたまった二匹 |
2011年6月といえば、東日本大震災の直後。家人の心境に変化が生じ、猫を飼いたいと思うに至ったようだ。筆者は動物、すなわち生き物に煩わしさを感じていて、猫に限らず犬も鳥も飼うことに反対をしていた。
ところが、家人がいきなり猫を連れてきた。正直、驚いた。しかも、その直後、1月も経たないうちに、二匹目を連れてきた。こんどは驚きを通り越して、呆れかえってしまった。
しかし、猫を追い出すわけにはいかない。飼い始めてしまった以上、飼い主かペットのどちらかがくたばるまで、一緒にいなければならない。それが定めというものだ。覚悟を決めてペットを飼い始めたのではなく、ペットがいるから覚悟を決めた、というわけだ。
あれから2年も経った、早い、とにかく早い。