2012年3月16日金曜日

吉本隆明さん死去

心よりご冥福をお祈りします。

なによりも、もっとも影響を受けた思想家の一人でした。

関係の絶対性、擬制の終焉、大衆の原像、<自立>、生活過程と幻想過程、共同幻想・・・吉本さんが発信した多くのキーワードが、「考える」きっかえを与えてくれたような気がします。

そういう意味で、吉本さんは私自身にとって、カリスマでしたし、私は日本にあまた存在する「吉本信奉者」の一人でした。

吉本さんは拙宅近くに住んでいたことがあり、その後の転居先もそう遠くないところのようでした。
その著作の1つに、拙宅界隈をテーマにしたものもありました。
だから、巨人というよりも、身近な人のように感じられました。

吉本隆明さんが引用した芥川龍之介の詩――

汝と住むべくは下町の 
水どろは青き溝づたい
汝が洗湯の往き来には 
昼もなきづる蚊を聞かむ

吉本さんと芥川は、東京の下町で生活したという体験で共通します。

2012年3月11日日曜日

We Remember 3.11.

東日本大震災発生からはや1年が経った。

この間、二度ほど被災地を訪問した。

訪問において、被害は想像以上に大きく、被災地の現状は厳しいもののように、私の目にはうつった。

TVが1つの「希望」を報道するに反し、被災地の実際の痛ましい景観は、99の「絶望」を示しているように思えた。

1つの「希望」を伝えることが悪いとは思わないが、

「絶望」が99あるのならば、それこそが被災地の現実であり、

被災地の外にいる人々に伝えることのすべてではないのか。

報道とは、被災地の「絶望」が99から98、97、96…やがて、0に収束するまでを伝えることではないのか。

被災地を舞台にした「物語」はいらない。

被災地の「実情」だけをわたしは知りたい。


@Yuriage, Natori(Feb.4.2012)

2012年3月1日木曜日

ZazieとNico(3月)

きょうから3月。猫の様子を記録しておこう。

Zazieは、体重が2.7㎏、Nicoが5.5㎏。Zazieが変化なしで、Nicoが微増である。

Nicoが微増を続けると肥満になってしまうので対策を考えたい。