2020年11月27日金曜日

読売の歴史的惨敗で幕〈2020NPB日本シリーズ〉

 セリーグを圧倒的な強さで制した読売がパリーグの覇者ソフトバンク(SB)に4連敗。読売は2年連続でSBに1勝もできずシリーズを去った。

フィジカルの差が歴然

既に多くの報道があるとおり、セとパの実力差がこれほどはっきりと出たシリーズは珍しい。その原因は、これも既報のとおり、フィジカルの差にある。TV画面から見ても両チームの体格差がわかる。近年、読売の中にスピードのある若手選手がレギュラーを獲るケースが目立ってきたが非力だ。読売の重量打線を象徴する丸、岡本は、身体は大きく見えるが筋力の凄みが感じられない。

投手陣については、球速に差がありすぎた。セリーグでは通じた読売先発陣(菅野、今村、サンチェス、畠)が通じない。中継ぎにまわった戸郷だけが短いイニングでなんとか凌げたという惨状だ。SB投手陣が投げる速球に読売の打者が前に飛ばせない。打撃に劣らず投手力のレベルにも著しい差があった。

読売のセリーグ優勝の陰に弱小2球団の存在あり

読売がセリーグにおいて7.5ゲーム差で優勝できた背景には、弱小球団であるヤクルト(15勝6敗3分)、阪神(16勝8敗)の存在があった。その阪神はリーグ順位2位だという。この2球団の存在なくして読売のセリーグ優勝はなかったわけで、セパのレベルが違いすぎる現状が続けば、プロ野球に対する興味を失わせる。

来シーズン終了後、NPB日本シリーズが今年と同じか似たような結果で終われば、2リーグ制度の再考が求められる。弱小リーグで優勝した球団に日本一を競わせる意味も資格もないないのだから。

NPB改革、まずは12球団1リーグ制度

読売の歴史的敗戦を機に、NPBそのものの在り方を本気で検討すべきときがきた。改革案は以下の通り。

①12球団1リーグ制度の採用=前出の「巨人人気」に依存した弱小セリーグの解体による。

②球団数の増加=この課題については、既存の12球団が既得権維持のために考えようともしない。だが、毎年、ドラフトで100人以上を採用して、100人以上の選手を整理するNPBの現状は異常だと考えるべきだ。

③そのうえでマイナーリーグの創出=現在のファーム(ウエスタン、イースタン)、三軍に独立リーグを加えてチームを再編成し、サッカーのJ2のような二部リーグをつくって全国規模で球団を再配置する。

④指導者等ライセンス制度の導入=NPBの問題点として、GM、監督・コーチらの指導者及びフィジカル・コーチ、スカウトらのチームスタッフの能力査定基準が存在しないことだ。“名選手必ずしも名監督にあらず”はそのとおりで、野球理論、指導力、指導経験値などを総合化した評価基準がないため、監督・コーチの力量が客観性を持たない。選手からいきない監督になって結果を残せ、というのは無理な話。サラリーマンだって、係長→課長→課長代理→部次長→部長…へとキャリアを重ねて昇進する。そのあいだで、管理能力なしとなれば、上には行けない。マイナーリーグ創設で球団数が増えれば、指導者の淘汰も可能である。NPBでは、選手の淘汰は厳しいが指導者の淘汰は曖昧で、無能な指導者がいつのまにか「解説者」となって、ああだ、こうだと結果論をぶっているのは醜い限り。

NPBは、日本人の野球好きにこたえよ

筆者が挙げた4項目に一気に取り組むことは無理だろうが、1リーグ制度で凌ぎつつ、球団数を増やす努力をすれば、5年程度の準備期間で可能だろう。サッカーJリーグがほぼゼロからの発足だったことに鑑みれば、NPBの場合、もっと早く実現可能かもしれない。

なお、球団数が増えれば野球の質が落ちるというのは思い込みであって、日本の野球人口(高校野球の高い質など)を考慮すれば、NPBで花開かなかった才能がマイナーリーグを経験することで開花することはおおいにあり得る。また、近年、育成ドラフト出身者がNPBで大活躍している状況をみれば、隠れている才能は結構多いと考えたほうが自然だろう。

NPBにはまだまだ、市場を拡大できる余地があるということ。楽天、SB、DeNAあたりがNPB運営の主導権をとれば変わる可能性はある。

2020年11月15日日曜日

結婚記念日と誕生日

当方の結婚記念日と旧友Sさんの誕生日のお祝い。
谷根千の昔話で盛り上がりました。



 

2020年11月11日水曜日

ジム友のマダムたちと飲み会

いろんな意味で盛り上がりました。




 

2020年11月6日金曜日

Once were brothers(かつて僕らは兄弟だった)

 久々に映画館(角川シネマ有楽町)で映画を見た。

THE BAND の「Once were brothers」。

懐かしさが込み上げてきた。