2013年11月23日土曜日

学生時代からの友人の

ちょっと早めの忘年会。北海道のO君の上京予定に合わせたもの。概ね、年一回の(忘年会)開催が定例化した。

われわれの学生時代はいまとは大違い。ほとんどの大学で学園闘争があり、学園は封鎖されていた。講義もなかった。

当時「新左翼」と呼ばれた政治集団が全学生数のおよそ2割ほどを占めた。ほかに政治運動に参加しないものの、そのシンパである者、政治よりは文化・芸術に情熱を燃やした者などが、毎日新宿に集まり、安酒を飲みながら、議論をし、喧嘩をし、大声で騒いだ。

抵抗と挫折、連帯と孤立、革命と反革命・・・といった恐ろしいまでの対句が学生の心の中に渦巻いていた時代だった。そして気が付いたら、学校を追い出され、就職を余儀なくされていた。

以来、半世紀近くが経過したのだが、その当時の仲間がどういうわけかいまに至るまで、関係を切らずに会うようになった。まったくもって不思議な縁である。

当会の話題は完全に「後ろ向き」。あのとき、だれがどうした、いやしなかった、いやいや・・・といった、非建設的なこと、このうえない。

でもいいじゃないか。昔話に罪はない。そのすべてが「時効」というものだ。

市ヶ谷「三晴」にて鮟鱇鍋