2013年11月8日金曜日

「消費者庁」こそが誤表示、いや偽装だ

食材偽装が大手有名ホテルから、百貨店等に拡大。その「勢い」はとどまるところを知らない。ホテル、百貨店側は、調理側とホール側のコミュニケーション不足等と責任逃れを繰り返している。単純に考えて、コストの低いものを食材に使用しておいて、メニューは高価な食材に置き換わっていて、その逆がない。つまり、安いものを使用しておいて、高いものとして売っていたのだ。1万円もしないクズダイヤを100万円の鑑定書をつけて売れば詐欺だろう。李朝のツボといって100万円の値を付けておきながら、実は1万円もしない瀬戸物だったら・・・

ローカルニュースでたまたま見たのだが、韓国産の海産物を国内産と称して卸した海産物業者が、不正競争防止法で逮捕されたという。逮捕されたのは家族経営の零細業者。しかるに、消費者を騙していた大手ホテル、百貨店等の経営者・担当者が逮捕を免れているのは、いかなる理由か。

メニュー偽装はシンプルな事件である。まず、当局がメニュー偽装をした大手ホテル・飲食業者・百貨店等の担当者を逮捕すること、消費者庁が事件を起こした業者を営業停止にすること、さらに調査・聞き取り等を継続し、再発防止に取り組ませること。

ところが、当局、消費者庁はまったく動かない。とりわけ、消費者庁は事件の解明、再発防止に実質上、関心すら示していない。「消費者庁」という名称こそが「誤表示」どころか偽装そのものである。こんな役所、つぶしてしまえ。